信州大学
実習期間：5年生の春休み中に2日間
実習施設：長野中央病院

短い期間でしたが、非常に多くのことを学ぶことが出来たと思う。その中で最大のものは、「研修医でもこんなに活躍できるのか」、という発見。その姿は話しに聞いていた以上のものでした。

救急外来では、救急車で来院した患者に研修医が問診し、所見をとり、指導医と相談しながら方針を立てて指示を出す。やはり、自分で判断して行動するその姿はとてもあこがれます。

研修医１年目にして、主治医に近い立場で患者と接し、検査から診断、治療までを主体的に行っている姿は、とても格好良いものでした。これは大学とは大きな違いです。大学は基本的にチーム（医師数名）で診療にあたるので、「研修医に主体的に」というのはシステム上難しいのですが、ここまで違うとは思いもしませんでした。それを支える上級医師のバックアップの充実もすばらしいです。また、診療科間のへだたりもほとんど無いと感じました。

高知大学
実習期間：5年生の夏休み中に3日間
実習施設：長野中央病院

研修医の先生が、自身の研修について話して下さったのですが、中でも、研修医を含め全科共通の医局にいることで、他の先生方とのコミュニケーションが取りやすいことや、週1回の上部内視鏡と外来研修があるのはこの病院の魅力だと思いました。

当直体験の感想…
今回、夜間当直では消化器の先生と循環器の先生につかせてもらいました。いろいろと丁寧に教えてもらいました。中でも驚いたのは、2人とも専門科の医師でありながら、子どもから大人まで診て、問診や理学所見、神経学的所見をきちんととり、緊急性のある疾患を除外しておられて、自分の専門しか救急で診ない病院も多い中で、基本的な事をしっかりやっているのだと感じました。当直実習をして良かったです。見学申し込みの時点でこちらの要望を熱心に聞いてもらって、当直などいろいろと楽しかったです。事務の方も含め医局の仲の良さ、雰囲気の良さは入ってみたいと思うほどでした。その一方で、個性豊かな先生方が誇りと目標を持って診療に取り組む姿が印象的でした。