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諏訪共立病院における後期研修
美しい高原と湖に囲まれ、「日本三大奇祭のひとつ」御柱祭で有名な諏訪大社の近くに諏訪共立病院はあります。「いつでも安心してかかれる病院が欲しい」という地域の皆様の声によりつくられました。1974年の開設以来30余年、下諏訪町唯一の病院として地域の皆様のいのちと健康、医療、福祉への願いに応えてきました。現在、一般病床56床と回復期リハビリテーション病床54床、計110床の病院として運営しています。診療内容は、内科、小児科、外科などを展開し、特に慢性疾患医療に力を入れています。また、心療内科を開設しております。高齢者の患者様が多く、リハビリテーションや在宅医療(訪問診療課のほか、訪問看護ステーション・ヘルパーステーション・在宅介護支援センターを設置)にも力を入れ、通所リハビリ(デイケア)を週5日実施しています。1980年に開始した人工透析(17床)は、諏訪地方では早くから患者様のための夜間透析を実施してきました。
また、法人は隣市に無床診療所(つるみね共立診療所)、下諏訪町内に介護複合施設(ケアセンター赤砂等)を有しており、当院との連携により、地域住民への切れ目のない医療・介護の提供を目指した事業を展開しています。
いつでも、誰もが安心してかかれる病院をめざし、心の通い合う医療・福祉サービスが提供できるよう、地域開業医の先生方、地域の皆様で組織された「健康クラブ泉の会」と協力・連携し、病院運営をしています。小規模でアットホームな病院です。
研修目標
地域の中小病院での診療と、“地域に出る”活動をつうじて、内科を中心とした総合的な診療能力を高める。
研修システム概要
- 主治医として診療し、いつでも指導医にコンサルトできる。
- ケースカンファレンス、病棟回診で集団的に指導される。
- Co-medical の教育、病棟スタッフとのカンファレンスによりチーム医療のリーダーとしての能力を高める。
- 共同組織の活動に参加し、地域のニーズをうけとめるセンスを身につける。
- 研修委員会で定期的に評価される。
研修内容
総合内科研修
高齢者医療
- 感染症(肺炎、胆道感染、尿路感染等)、癌のターミナルケア、慢性心不全増悪、脳血管疾患等の高齢者医療を主に行う。適応があればPMX等の救命的血液浄化療法もおこなう。
- リハビリテーション・カンファレンスに参加し、廃用症候群や褥瘡の管理をおこなう。
- 精神科、皮膚科、歯科、婦人科は近隣の医師に往診してもらい、対診を受けることが可能。
救急医療
- 消防署からの救急搬入依頼には、原則として最初に対応する。
- ACLS に準拠したスタンダードな蘇生処置をおこなう。
外来慢性疾患管理
- 外来診療のガイドライン作成・改訂に参加し、EBM に基づいた外来診療を身につける。
- 患者向け学習会の講師活動をつうじ、慢患の療養指導の能力を向上させる。
在宅医療
- 諏訪共立病院訪問診療課と連携して担当している患者の主治医意見書を作成し、ケアマネ等在宅スタッフと連携をとる。
- 患者の多くは状態が安定した高齢者だが、在宅ターミナルケア、在宅IVH、在宅酸素療法、在宅人工呼吸器療法も可能。
地域活動
班会参加や医療講演の講師をすることにより、地域のニーズを受け止め、より患者の立場に立った診療ができるようにする。
- 各診療科後期研修プログラム
- 各施設ごとの研修概要
- 研修施設