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第293号 2015.04.25
ようこそ長野県民医連へ
良い医療・介護に力をあわせましょう
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新しい仲間にまずは「民医連」を知ってもらおう!と、新入職員研修の合い間にアンケート調査を行いました。これから一緒に働き、学び、行動するみなさんの興味関心は?
(回答数は177。複数回答のグラフは、総回答数に対する割合)
長野県民医連・事務局長 岩須 靖弘
新入職員の多くが関心を寄せる問題――「消費税引き上げ」「医師・看護師不足」「生活保護・貧困問題」などによって、人々が安心して医療・介護を受けられない現実があります。
これらの問題を考える基本的な手がかりはズバリ、日本国憲法です。国民は、誰でも平和のなかで幸せに生きる権利があります。政府にそれを「保証せよ!」と「業務命令」しているのが憲法です。憲法を意識的に学び、憲法の視点で、よりよい医療・介護をめざしましょう。
残念ながら重要な情報源としてのテレビは、憲法のことを含め、私たちが知るべきことをすべて報道するとは限りません。現場の実態や社会の真実を知るうえで、「民医連新聞」や「長野県民医連新聞」は大事な材料を提供しています。大いに活用してください。
東南西北
東 信
旧診療所、ありがとー
4月1日の新診療所オープンに向け、3月30日午後〜31日で引っ越しをしました。1日半で終われるかと必死の思いでしたが、大勢の組合員さんの協力もあり、無事オープンに漕ぎ着けることができました。引っ越しの後の閑散とした外来で、みんなで記念撮影をしました。旧診療所、今までありがとー。
上伊那
宿題があっという間に
反貧困SOSネットワーク上伊那では、3月30・31日に伊那市営若宮団地の公民館できずな塾(無料学習塾)を開催しました。子どもたちは、元教員の方の協力で春休みの宿題が、あっという間にはかどってしまいました。勉強のあとはみんなでおやつタイム。NPT再検討会議の支援物資の文旦が大人気でした。
長 野
一緒に学ぼう!研修医
3月27日、長野中央病院で「第4回北信研修医合同勉強会(AGONISTS)」が開かれました。今回は、「膠原病を解き明かす」をテーマに、篠ノ井総合病院膠原病科部長の鈴木貞博先生を招いて学習・交流をしました。参加者17人は、時にはプロジェクターに近づきながら説明を受けるなど盛り上がりました。
諏 訪
高校生の身近な職場
諏訪共立病院は3月に44人の高校生職業体験を受け入れ、1年間で77人となりました。町内の高校や近隣市町村の生徒が多いのが特徴。進路を考え始めた時に、小さい時にかかった病院があったという、身近な職場として生徒や教師に認識されつつあります。地域の病院、患者さんとの距離の近さ、温かさがウリです。
中 信
NYに行ってきます!
塩尻協立病院に反核平和へのメッセージを込めた「こいのぼるくん」がやってきました。NPTプロジェクトメンバーが職員からのメッセージを集め、心を込めて作成したタペストリーは、参加者と共にニューヨークへ行きます。待合室に飾りながら、署名行動も行い、患者さんも熱心に眺めるなど、大きなアピールになっています。
飯 伊
「装丁(そうてい)踊り」に魅了
4月5日、地元の豊丘村河野区「装丁踊り」のみなさんが、老健・特養はやしの杜に訪れました。装丁踊りは河野区出身の成人を迎えた若者による踊りで、成人の儀式のようなものです。今年の踊り子は2人の女性でした。若さあふれる踊りに手拍子をする利用者さんもいて、みんなで成人の門出を祝いました。
地域の医療、介護の充実に向け、県連の各連絡会では、医療生協や健康友の会のみなさんとともに新しい事業所建設に取り組んできました。2013年には長野中央病院の第9期増改築工事により、研修医が学びやすい環境が整えられました。各地域連絡会でも続々と新事業所建設が進み、民医連のフィールドが広がっています。
新診療所と老健「なないろ」が完成
東信医療生協では、上田の新診療所と老健「なないろ」を4月1日に開設しました。
開設前の内覧会には約650人が訪れました。19床の診療所の座り心地の良い椅子のある明るく広い待合室、2階の老健「なないろ」(29床)ではユニットごとに落ち着いた談話室や広くゆったりした個室、機能訓練室の歩行訓練用器具等を見て、「これなら在宅への復帰も期待できそう」との感想がありました。
祝賀会では、来賓の信州上田医療センター院長から、「老健『なないろ』は上田市で初めてのユニット型小規模老健施設であり、在宅と結ぶ懸け橋となってほしい」「地域包括ケアのために、行政・民間医療機関・信州上田医療センターの連携をすすめましょう」との祝辞がありました。
(東信医療生協理事・奈倉 正宣)
地域包括ケア時代をひらく、生協総合ケアセンターいいじま
生協総合ケアセンターいいじまは、地元の木材がふんだんに使われた建物で、どこにいても木の香りに包まれます。
医療・介護の拠点として、診療所と、訪問・通所・入所にまたがる全8種類の介護サービスを提供します。また、健康増進と地域交流の拠点として、一般の人も利用できる健康スタジオや、「こすも市」などの定期イベントを開催する多目的広場もあります。最期まで暮らせる「安心」と「にぎわい」を、住み慣れた地域につくっていきます。
(事務局長代理・村田 俊広)
健和会医療介護総合センターを開所
4月1日から、診療所・デイサービス・訪問看護ステーション・ヘルパーステーション・特定在宅支援センターに加え、新たに30室のサービス付き高齢者住宅(以降サ高住)「かなえの里」を併設した「健和会医療介護総合センター」を開所しました。
「かなえの里」は、健和会グループ初のサ高住です。車で外へ出かけるぐらい自立した人から、介護が必要な人も健和会病院と連携することで、最後まで安心して過ごしてもらえるようにしたいと思います。
(事務長・中村 慎吾)
高齢者複合施設、入居開始
3月1日、ゆいまーる西弥生高齢者複合施設の入居が始まりました。「ゆいまーる」は沖縄の言葉で協同や助け合いを意味します。
1階はサービス付高齢者向け住宅25室、2階は住宅型有料老人ホーム15室です。1階にヘルパーステーションと訪問看護ステーションが併設され、地域交流センターは共同組織の班会や町内会などにも利用されています。
特徴は、1階の居室が中庭を取り囲むように配置され、解放感があること。住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、できるかぎり月額費用を低額にしていることです。
(諏訪ひまわり企画事務長・古田 直哉)
松本協立病院リニューアル迫る
2015年着工予定で、建設機運もいよいよ高まってきています。老朽化した建物を建て直す事と入院療養環境を改善させることが大きな目的ですが、医療の質や職員対応等ソフト面のリニューアルも重要視しています。
現在の駐車場に5階建ての新棟を建て、外来環境や病棟を新しくしたのちに、もっとも古い東棟を解体します。地域住民立の病院として、安心してかかり続けられる医療を実現するために頑張って進めていきます。
(事務次長・日高 大地)
使いやすく明るい県連会館へ
築17年目のリニューアル工事を3月17日から開始。1階は車いすトイレなどを増設、キッチンは医系学生対応でシステムキッチンを入れ、機能的に。屋上に太陽光パネルを設置して全館LED化、外壁も黄色に塗装しなおし明るくなりました。5月中旬に完成です。
(事務次長・伊藤 文徳)